人権侵害について証言し貧困層の味方になった神父

サルバトルとも呼ばれるこの国は、中央アメリカにある5か国のうち、唯一カリブ海に面していません。

エルサルバドルの有名人といえば、エルサルバドルの歴史上で大切な役目を果たしたオスカル・ロメロ神父がいます。

彼はエルサルバドルのカトリック司祭であり、サンサルバドル教区の大司教でもありました。

ロメロ神父は人権侵害について証言し、貧困層の人々の味方になり、内戦の被害者の代表として世界にその状況を訴えることを自分の務めと信じて行動していました。

しかし、カトリック教会の上層部やエルサルバドルの政府から非難を受けることになってしまったのです。

1980年3月24日、ロメロ神父はミサの司式を行なっている最中に銃によって狙撃され、命を落としました。

このことがきっかけで、人権改革を求める国際的な動きを誘発するきっかけになったのです。

公式にはまだ認められてはいませんが、神父はエルサルバドルではすでに聖ロメロと呼ばれています。

またロンドンにある、ウェストミンスター寺院の大西扉の20世紀の殉教者10人の1人に選ばれて胸像が飾られています。

有名人といえば、アメリカでも知られているくらいのシンガーソングライターがいます。

彼の名はアルバロ・トレスといいます。

トレスはラテン・ソングライターによく殿堂入りするくらいの実力派です。

すでに年齢は64歳ほどになりますが、相変わらず人気はあります。

また有名な星の王子様を書いたアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの妻はこの国の出身者で、コンスエロ・ド・サン=テグジュペリといいます。

結婚前はスンシン=サンドバル・セセーニャという名字でした。

彼女はコーヒー農園主の娘として生まれており、星の王子様にでてくる風景は、この国の風景をモチーフにしているものもあるといわれています。

スポーツ選手には、元サッカー代表のマヒコ・ゴンサレスがいます。

彼は本名をホルヘ・アルベルト・ゴンサレス・バリジャスといい、魔法使いという意味があるエル・マヒコというあだながありました。

出身は首都のサンサルバドルです。

サンサルバドルは中米でも有数の世界都市で、この国の総人口の3分の1がこの市に集まっているといっても過言ではありません。

1811年に英雄マヌエル・ホセ・アルセが独立を叫び、実際に独立したのは1841年のことです。

そんな中で育ったゴンサレスは、この国を代表してサッカー選手としてチーム内で攻撃的なミッドフィルダーでありフォワードでもあったのです。